犬はなぜ草を食べるのでしょうか?

愛犬と散歩をしていると、時々犬が草を食べているのに気づくことがあります。成長と健康に必要な栄養がたっぷり含まれたフードを与えているのに、なぜ犬は草を食べ続けるのでしょうか?
獣医師の中には、栄養不足を補うために犬に草を食べさせるように勧める人もいますが、バランスの取れた食事をしている犬でも草を食べます。単に味が好きなだけかもしれません。ですから、たとえ犬に十分な食事を与えていても、食物繊維や葉物野菜を欲しがることもあるのです。
犬は人との触れ合いを切望しており、無視されていると感じると、草を食べるなどの不適切な行動で飼い主の注意を引こうとすることがあります。また、不安な犬は、神経質な人が爪を噛むのと同じように、安心感を得るために草を食べます。退屈、寂しさ、不安など、飼い主との接触時間が減ると、犬は草を食べる行動が増えることがよく知られています。不安な犬には、もっと気を配りましょう。おもちゃを与えたり、伸縮リードを使って散歩したり、犬との距離を広く保つなど、様々な工夫が必要です。
もう一方の草を食べる行動は、より本能的な行動と考えられています。これは、吐き気を催すようなものを飲み込んだ後に、意図的に嘔吐を誘発しようとする行動だと考えられています。犬は胃の調子が悪い可能性があり、本能的に胃痛を和らげるために吐くのです。犬は吐くために草を食べます。通常、ほとんど噛まずにできるだけ早く飲み込みます。長くて噛まれていない草の切れ端が喉をくすぐり、嘔吐を促します。
犬が食べている芝生の種類を注意深く観察することが重要です。犬に適さない植物もあります。殺虫剤や肥料が散布されたものは食べさせないでください。芝生の手入れ用品がペットにとって安全かどうかも確認しましょう。
投稿日時: 2020年9月22日